ラ・サール中学校1994年算数2日目第3問(解答・解説)
Sを求める際、図の赤斜線部分は、4回カウントします(A、B、C、Dで平均を求める際に、それぞれカウントします)。また、図の青斜線部分は、2回ずつカウントします(隣接(りんせつ)するアルファベット2つで平均を求める際にそれぞれカウントします。例えば、一番左の青斜線部分の場合、隣接する2つのアルファベットAとCで平均を求める際にカウントします)。それ以外の部分(無印の部分)は、1回ずつカウントします(隣接(りんせつ)するアルファベット1つで平均を求める際にそれぞれカウントします。例えば、一番左上の無印部分の場合、隣接する1つのアルファベットAで平均を求める際にカウントします)。
この問題は、このことに気づけば非常に簡単な問題です。 ←すぐに気づかなくても、A、B、C、Dを求めようとすれば、気づくでしょう。
(1)
Sを最も大きくするには、カウント回数の多いところほど大きい数字を入れるようにすればいいでしょう。
つまり、
赤斜線部分に9、青斜線部分に、8、7、6、5、無印の部分に4、3、2、1
とすればいいですね。
A、B、C、Dを個別に求めずに、式を一気に立てるのがいいでしょう。
(2)
(1)とちょうど逆の問題ですね。
Sを最も小さくするには、カウント回数の多いところほど小さい数字を入れるようにすればいいでしょう。
つまり、
赤斜線部分に1、青斜線部分に、2、3、4、5、無印の部分に6、7、8、9
とすればいいですね。
A、B、C、Dを個別に求めずに、式を一気にに立てるのがいいでしょう。
なお、(2)の計算は(1)との差に注目してもいいでしょう。
9→1
8減 4回カウント 1箇所(かしょ)
8→5
7→4
6→3
5→2
3減 2回カウント 4箇所
4→9
3→8
2→7
1→6
5増 1回カウント 4箇所