ラ・サール中学校1999年算数1日目第3問(解答・解説)
(1)
(解法1)
まず線分図をかいて条件を整理しましょう。
AとBが出会った地点をPとすると、2分30秒の差はPから学校の間で生じたことがわかりますね。
A(予定)とA(実際)の速さの比は
A(予定):A(実際)
=80:60
=4:3
だから、Pから学校の間を歩くのにかかる時間の比は 距離一定→時間の比=速さの比の逆比
A(予定):A(実際)
=B:C
となります。
C−B=@が2分30秒に相当するので、A(実際)がPから学校の間を歩くのにかかる時間(Cに相当)は
2分30秒×C/@
=10分
となります。
したがって、AとBが一緒(いっしょ)に歩いた距離(Pから学校の間の距離)は
60×10
=600m
となります。
(解法2)
比例を利用して解きます。
240m進むのに80m/分と60m/分では240/60−240/80=1分の差が生じるので、2分30秒=5/2分の差が生じるのは
240×5/2
=600m
進んだときとなり、これが答えとなります。
(2)
(解法1)
誘導を無視して解きます。
比の積・商を考えます。
距離の比は
(家からPの間):(Pから学校の間)
=2/3:1/3
=2:1
ですね。
また、ある日(実際)の速さの比は
(家からPの間):(Pから学校の間)
=80:60
=4:3
ですね。
したがって、ある日(実際)の時間の比は
(家からPの間):(Pから学校の間) ←時間(の比)=距離(の比)/速さ(の比)
=2/4:1/3
=[3]:[2]
となります。
[2]が10分に相当するので、求める時間([3]+[2]=[5]に相当)は
10×[5]/[2]
=25分
となります。
(解法2)
家からPの間の距離は
600×2(m)
となります。この距離をAは80m/分の速さで歩くので、その時間は
600×2/80
=15分
となります。
したがって、求める時間は
15+10
=25分
となります。