武蔵中学校2008年算数第3問(解答・解説)
(1)
5+2=1+6となっていますね。
お菓子とみかんの合計個数と余ったお菓子とみかんの合計個数が変わらないから、配ったお菓子とみかんの合計個数も変わりません。 ←一定のものに着目するのが文章題の基本ですね。
そこで、扱いやすい条件である、配ったお菓子とみかんの合計個数に着目して、比合わせします。
予定 お菓子:みかん:合計=7:5:(7+5)=7:5:12=[35]:[25]:[60]
実際 お菓子:みかん:合計=3:2:(3+2)=3:2:5=[36]:[24]:[60]
[36]−[35]=[1]が5−1=4個に相当するから、お菓子は全部で
4×[35]/[1]+5
=145個
あります。
(2)
お菓子を140個、みかんを
140×5/7
=100個
配る予定であったことから、予定したチーム数は140と100の公約数、つまり20(140と100の最大公約数)の約数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件を利用するとうまくいくことがよくあります。
予定したチーム数の6割、つまり3/5が整数であることから、予定したチーム数は5の倍数となります。
したがって、予定したチーム数として考えられるものは5、10、20となります。
実際のチーム数として考えられるものは、5+3=8、10+6=16、20+12=32となります。 ←予定したチーム数を6割増やしただけですね。
また、実際には、お菓子を
145−1
=144個
配り、みかんを
100+2−6
=96個
配ったことから、実際のチーム数は144と96の公約数、つまり48(144と96の最大公約数)の約数となります。
したがって、実際に参加したのは、8チームか16チームとなります。