武蔵中学校2017年算数第1問(解答・解説)


Bのやぎの頭数をNとします。 ←あとで、2/5倍、4/3倍するからです。
Aのやぎの頭数についての条件より
  N×2/5+10<N ←不等式になりますが、消去算と同じことです。
  E+10<N
  10<H ←両辺からEを取り除きました。
  10×15/9<N ←両辺を15/9倍しました。
  50/3<N
Cのやぎの頭数についての条件より
  N×4/3−17<N
  S−17<N
  D−17<0 ←両辺からNを取り除きました。
  D<17 ←両辺に17をたしました。
  N<51 ←両辺を3倍しました。
Bのやぎの頭数(N)は、5の倍数で、3の倍数だから、15の倍数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件(倍数条件)を使います(武蔵中学校頻出です)。
結局、Nは50/3=16.・・・より大きく、51より小さい15の倍数、すなわち、30か45となります。
Bのやぎの頭数が30のとき、A、Cのやぎの頭数はそれぞれ
  30×2/5+10
 =22
  30×4/3−17
 =23
となり、Bのやぎの頭数が45のとき、A、Cのやぎの頭数はそれぞれ
  45×2/5+10
 =28
  45×4/3−17
 =43
となります。
したがって、A、B、Cにいるやぎの合計は
  30+22+23
 =75匹

  45+28+43
 =116匹
となります。



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