武蔵中学校2020年第2問(解答・解説)
(1)
さまざまな解法が考えられますが、ここでは、変化量に着目して解きます。
ある点Pが辺DC上を点Dから点Eを経由して点Cまで一定の速さで移動すると、三角形PABの面積は一定割合で増えます。
台形ABCDの面積をJとすると、三角形ABD、ABE、ABCの面積はそれぞれB、D、Gとなるから、 ←三角形ABDと三角形ABC、台形ABCDの高さが一定であることを利用しました。
DE:EC
=(D−B):(G−D)
=2:3
となります。
なお、三角形ABD、三角形ABC、三角形ABE、台形ABCDの高さがすべて等しいことから、その底辺(三角形ABEは「中底」、台形ABCDは「上底+下底」)の比は面積比と等しくなります。このことを利用して、(5−3):(8−5)=2:3とすることもできます。
(2)
DF:FB
=三角形ADEの面積:三角形ABEの面積 ←共通するAEを底辺と考えれば、求める比が高さの比と一致するからです。
=三角形ADCの面積×DE/DC:三角形ABEの面積
=B×2/(3+2):D
=6:25
となります。