武蔵中学校2021年算数第3問(解答・解説)

(1)
正六角形の6分割のイメージより、四角形ABDFの面積は
  10×4/6
 =20/3cm2
となります。
(2)
BG=EHより、直線GHは点対称図形である正六角形ABCDEFの中心(Kとします)を通ります。
そこで、補助線DKを引きます。
武蔵中学校2021年算数第3問(解答・解説)
上の図から、次の面積比がわかります。
三角形DICと三角形DIKは合同(共通な辺DIがあり、正六角形の6分割のイメージより、DC=DK(正六角形の一辺の長さ)、角CDI=角KDI=30度だから、2辺とその間の角がそれぞれ等しくなりますね)で、GI:IC=2:3だから、GI:IK=2:3となります。
三角形BIGと三角形DIKのちょうちょ相似(相似比は2:3)により、三角形BIGの面積:DIKの面積=(2×2):(3×3)=C:Hとなります。
また、三角形BIGと三角形CIGは、底辺の比がBG:GC=2:(3−2)=2:1で高さが等しいから、その面積比は2:1となり、三角形CIGの面積はC×1/2=Aとなり、三角形BCDの面積はC+A+H=Nとなります。
これが正六角形ABCDEFの面積の1/6となるから、三角形BGIの面積は
  10×1/6×C/N
 =4/9cm2
となります。
(3)
点対称性より、KG=KHで、三角形DKJと三角形FHJのちょうちょ相似(相似比は3:1)によりKJ:HJ=3:1だから、
  IK:KJ
 =3:5×3/(3+1)
 =4:5
となります。
三角形DKIと三角形DKJは、底辺の比がIK:KJ=4:5で高さが等しいから、その面積比は4:5となります。
したがって、三角形IDJの面積は
  10×1/6×H/N×(4+5)/4
 =9/4cm2
となります。
(参考)正六角形の6分割・延長のイメージ
正六角形の6分割、延長の図1
上の図から、次の面積比がわかります。
正六角形の6分割、延長の図2




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