灘中学校2011年算数1日目第5問(解答・解説)
(合計金額を50円にする場合)
高額な硬貨を使うほうから順に書き出します。
表(のようなもの)にするとわかりやすいでしょう。
残りの金額は1円硬貨で支払うことになるので、1円硬貨については考慮する必要はありません。
50円 1 0
10円 0 5 4 3 2 1 0
5円 0 0 2〜0 4〜0 6〜0 8〜0 10〜0
全部で
1+(1+3+5+7+9+11)
=1+6×6 ←1から連続する奇数の和が平方数となることを利用しました。連続する6個の奇数の和となることは、10円硬貨の枚数(5、4、、・・・、1、0)に注目するとすぐにわかりますね。なお、1×1+6×6とすると、規則性がわかりやすくなります。
=37通り
あります。
(合計金額を100円にする場合)
50円 2 1 0
10円 0 ☆ 10 9 8 7 ・・・1 0
5円 0 ☆ 0 2〜0 4〜0 6〜0・・・18〜0 20〜0
☆の部分は(合計金額が50円の場合)の50円硬貨を使わない場合(36通り)ですね。
全部で
1+36+(1+3+5+7+・・・+19+21)
=1+36+11×11 ←1から連続する奇数の和が平方数となることを利用しました。連続する11個の奇数の和となることは、10円硬貨の枚数(10、9、8、・・・、1、0)に注目するとすぐにわかりますね。なお、1×1+6×6+11×11とすれば規則性がわかるでしょう。合計金額が150円、200円、・・・となる場合が何通りあるか考えてみましょう。灘中なら、150円や200円の場合を出題してほしかったなあという感じがします。
=1+36+121
=158通り
あります。