灘中学校2012年算数1日目第5問(解答・解説)
5桁の整数をABABA(Aは1から9のいずれかの整数、Bは0から9のいずれかの整数でAと異なるもの)とします。
これが3の倍数となるから、各位の和のA×3+B×2が3の倍数となります。
A×3は3の倍数だから、B×2は3の倍数となりますが、2は3で割り切れないから、Bが3の倍数(0も含みます)となり、Bとして考えられるものは、0、3、6、9となります。
B=0のとき、Aは1から9の9通りあるから、条件を満たす5桁の整数は9個できます。
B=3、6、9のとき、Aは0とB以外の8通りあるから、条件を満たす5桁の整数は8×3=24個できます。
したがって、5桁の整数のうち、3の倍数は全部で
9+24
=33個
あります。
12=3×4だから、5桁の整数が3の倍数であり、しかも4の倍数でもある条件を考えることになります。
先ほどの考察により、Bは0、3、6、9のいずれかとなります。
あとは、4の倍数判定法により、下2桁(BA)が4の倍数となる条件を考えればよいことになります。
0A・・・A=4、8
3A・・・A=2、6
6A・・・A=4、8
9A・・・A=2、6
したがって、5桁の整数のうち、12の倍数は全部で8個あります。