灘中学校2015年算数1日目第10問(解答・解説)
(1)
点Dを通り、辺BCに平行な直線を引き、辺ACとの交点をFとします。
平行線の錯角は等しいから、角DFE=角BCE=60度で、角FCD=60度だから、三角形CDFは正三角形となり、DF=CF=5cmとなり、AF=8−5=3cmとなります。
三角形BCEと三角形DFEのちょうちょ相似に注目すると、CE:FE=BC:DF=3:5と求まります。
したがって、
EF
=5×5/(3+5)
=25/8cm
となり、
AE
=3+25/8
=49/8cm
となります。
三角形AEDと三角形CDEは高さが等しく、底辺の比が
AE:EC
=49/8:(5−25/8)
=49/8:15/8
=49:15
となるから、面積比も49:15となります。
三角形CDEと1辺の長さが1cmの正三角形は1つの角が60度で、その角を挟む2辺が(15/8cm,5cm)と(1cm,1cm)だから、面積比は
(15/8×5):(1×1)
=75:8
となります。
したがって、三角形AEDの面積は、1辺の長さが1cmの正三角形の面積の
75/8×49/15
=245/8倍
となります。