灘中学校2016年算数1日目第5問(解答・解説)
問題文に騙されないようにしましょう。
どの条件を優先的に考えるか自分で判断する必要があります。
(前半)
一の位の数が7である整数は、10で割ると7余る数ですね。この数は2でも5でも割り切れない数だから、結局、10で割ると7余り、3で割ると1か2余る数の個数を求めればいいですね。
10で割ると7余る数は周期10,3で割ると1か2余る数はそれぞれ周期3で現れるので、30(10と3の最小公倍数)個だけ調べればいいですね。
7(〇),17(〇),27(×),・・・
1000÷30
=33・・・10
だから、求める個数は
2×33+1 ←半端の10個の中に条件を満たすものが1個(因みに、7+30×33=997)がありますね。
=67個
となります。
(後半)
[〇]を〇を超えない最大の整数とします(ガウス記号)。
7の倍数は[1000/7]=142個あります。
このうち、2か3か5で割り切れる数、つまり、14か21か35の倍数を取り除くという方針で解きます。
14か21か35で割り切れる数は、
[1000/14]+[1000/21]+[1000/35]−([1000/42]+[1000/70]+[1000/105])+[1000/210] ←この式がすぐにわからない人はヴェン図をかくとよいでしょう。
=71+47+28−(23+14+9)+4
=104個
あるから、求める個数は
142−104
=38個
となります。