灘中学校2018年算数1日目第10問(解答・解説)


図のように、正六角形の辺を延長します。
灘中学校2018年算数1日目第10問(解説)の図
三角形ABPと三角形BGP、三角形CDPと三角形CGPはそれぞれ底辺と高さが等しいので、面積が等しくなり、四角形CPBGの面積は
  3+5
 =8cm2
となります。
四角形CPBGと三角形EFPは、面積が等しく、底辺(いわゆる中底辺(BC)とEF)が等しいから、高さの比も等しくなり、GP=PHとなります。
図のように、点I、P、Hをそれぞれ、辺BCに平行に移動した点、J(辺BCの中点)、K、L(辺EFの中点)を考えると、三角形BCPの面積:三角形EFPの面積=三角形KBCの面積:三角形KEFの面積となります。 等積変形
GL=Eとすると、GK=KL=B、GJ=Aとなるから、JK=B−A=@となります。
三角形KBCと三角形KEFは底辺が等しいから、面積比は高さの比に等しく、@:B=1:3となります。
したがって、三角形BCPの面積は
  8×1/3
 =8/3cm2
となります。
なお、ほんの数秒で解ける解法もあります。
式だけかいておくと、(3+5+8)×2×1/3−8=8/3となります。



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