灘中学校2020年算数1日目第8問(解答・解説)
まず、さしあたり不必要な図形を取り除きます。
黄色の三角形は直角二等辺三角形、水色の三角形は直角をはさむ2辺の長さの比が1:3の直角三角形となります。
したがって、辺BCの長さは
2+2+4+1+1/3
=28/3cm
となります。
黄緑色の三角形と三角形ABCは相似で、相似比が4:28/3=3:7だから、高さの比も3:7=B:Fとなります。
F−B
=C
が4cmに相当するから、三角形ABCの高さは7cmとなり、三角形ABCの面積は
28/3×7×1/2
=98/3cm2
となります。
上側にある3つの正方形を合わせた図形と下側にある3つの正方形を合わせた図形は相似で、相似比は、黄緑色の三角形と三角形ABCの相似と等しく3:7となるから、その面積比は3×3:7×7=9:49=[9]:[49]となります。
[49]が
2×2+4×4+1×1
=21cm2
に相当するから、6個の正方形の面積の和([9]+[49]=[58])は
21×[58]/[49]
=174/7cm2
となります。