灘中学校2022年算数1日目第9問(解答・解説)


与えられた角度に着目し、正三角形を作り出すことを考えます。
灘中学校2022年算数1日目第9問(解答・解説)の図

図のように、辺AB、BCをそれぞれ延長し、点Dが辺上にくるような正三角形を作り出します。
黄色の三角形と黄緑色の三角形は三角定規(正三角形の半分のもの)となり、辺の比を図のようにおくことができます。
1+A=@+[2]=[1]+5となるから、@+[1]=5、@=[2]−1となります。
あとは消去算を解くだけです。
 [2]−1+[1]=5
 [3]=6
 [1]=2
 @=5−2=3
黄色の三角形と黄緑色の三角形は相似で相似比が3:2となるから、辺CDの長さは辺DAの長さの2/3倍となります。
なお、正三角形の「方眼紙」を利用して解くこともできます。



中学受験・算数の森TOPページへ