灘中学校2025年算数1日目第4問(解答・解説)
まず、25の倍数判定法を利用します。 ←25の倍数判定法は下2桁だけを考えればいいですが、9の倍数判定法はすべての位を考えないといけないので、扱いやすい25の倍数判定をまず利用するわけです。なお、25の倍数判定法については、立命館中学校2023年前期算数第2問(2)の解答・解説を参照しましょう。
25の倍数は下2桁が00、25、50、75のいずれかですが、この問題の場合00はありえませんね。
0を千の位に使うことはできないから、結局、下記の場合を考えることになります。
(あ)□025
(い)△〇50
(う)☆075
あとは9の倍数判定法を利用するだけですね。
(あ)の場合
□は1通りに定まりますね。
(い)の場合
△は1から9までの整数が入りますが、いずれの場合も〇はただ1通りに定まるから、9通りあります。 ←〇に0が使えないから、このように考えることができます。仮に、〇に0が使えるとすると、千の位に4を使った場合、4050と4950の2通りがありますね。
(う)の場合
☆は1通りに定まります。
(あ)、(い)、(う)より、条件を満たす整数は全部で1+9+1=11個あります。