灘中学校1993年算数1日目第10問(解答・解説)
単位が揃っていないので、単位を揃えるのを忘れないようにしましょう。この問題では、大丈夫だと思いますが・・・
タイルの総数は
400×300÷(20×20)
=300枚
タイルAの使用枚数は
300×2/(3+2)=120枚
求める面積は
(20×20×3.14×1/4×2−20×20)×120 ←1/4円の面積+1/4円の面積−正方形の面積(ヴェン図のときの処理を思い出しましょう)
=20×20×(3.14×1/4×2−1)×120 分配法則の逆を利用
=20×20×(1.57−1)×120
=20×20×0.57×120 ←(花びらの面積について)を参照
=4×57×120
=228×120
=22800+4560 ←120=100+20として分配法則を利用しました。
=27360cm2
(花びらの面積について)
花びらの面積(花びらの面積の基本図1の水色の斜線部分)
=(1/4円の面積)+(1/4円の面積)−(正方形の面積) ←「たしすぎたら、ひく」
=(半径)×(半径)×(円周率)×1/4×2−(半径)×(半径)
=(半径)×(半径)×{(円周率)/2−1} 分配法則の逆を利用しました。
特に、円周率が3.14のときは、
(半径)×(半径)×(3.14/2−1)
=(半径)×(半径)×0.57
となります。
円周率が3.14のとき
(正方形の面積):(花びらの面積):{(正方形の面積)−(花びらの面積)}
=(半径)×(半径):(半径)×(半径)×0.57:{(半径)×(半径)−(半径)×(半径)×0.57}
=1:0.57:0.43
=100:57:43
また、それぞれを半分にした面積比も同様になります。
(直角二等辺三角形の面積):(花びらの半分の面積):(図の紫色の斜線部分の面積)
=100:57:43
なお、花びらの半分の面積を求めてから、2倍することにより花びらの面積を求めることもできます。
この花びらの面積の知識を用いて、
求める面積
=20×20×57/100×120
としてもいいでしょう。