南山中学校女子部2010年算数第11問(解答・解説)
コンパスの針は1回だけしかさせませんという条件を付加すれば、2022年の問題(正六角形の作図の問題)とほぼ同じ問題となります。
円周を3等分することになりますが、円の点対称性を利用することによりコンパスの使用回数を減らすことができます。 ←南山中学校女子部で出される近年の作図の問題ではコンパスの使用回数の上限を指定されることが多いので、作図の古い過去問を解く際、単に問題を解いて満足するのではなく、コンパスの使用回数を減らすことを常に意識しておくことが大切です。
まず、もとの円周上の1点Aを中心とし、もとの円と半径が同じ円をかき、2つの円が交わった点をそれぞれB、Cとします。
次に、もとの円の直径で、3点A、B、Cを通るものをそれぞれ引きます。
もとの円周上にできた6つの点を1つおきに直線で結びます。