南山中学校女子部2019年算数第4問(解答・解説)


(1)、(2)
1番左の数が他の6個の数の平均だから、1番左の数は、7個の数の平均に他ならず、4となります。 ←平均が平(たい)らに均(なら)すということから当たり前のことですね。因みに、東海中学校でも同様の考え方を利用する問題が出されています(東海中学校2012年算数第4問の解答・解説を参照)。
真ん中の数は4より大きくなるので、5、6、7のいずれかとなりますね。
また、1から7までの整数の和は4×7=28(偶数)で、真ん中の数より左の3個の数の和と右の3個の数の和が等しくなることから、真ん中の数は偶数となり、6と確定します。 ←真ん中の数以外の6個の数の和が偶数となるから、偶奇性を考えればこのことがすぐにわかりますね。
真ん中の数より左の3個の数の和も右の3個の数の和も(28−6)/2=11となります。
 4□△6〇☆◎
この時点で残っている数は1、2、3、5、7となります。
□と△の数の和が11−4=7となるのは、2と5の組合せだけだから、□と△のところに2と5(順番は不明)が入り、〇と☆と◎のところに1と3と7(順番は不明)が入ることになります。
□に5が入るとすると、左から2番目と右から2番目の数の和が両端の数の和に等しくなることから、☆は◎より5−4=1大きくなりますが、1と3と7に差が1となる2数がないので、□に5が入ることはなく、2が入ることになります。
 4256〇☆◎
□に2が入ると、☆は◎より4−2=2大きくなり、答えが以下のように確定します。
 4256731



中学受験・算数の森TOPページへ