西大和学園中学校2011年4科・3科選択日程算数第4問(解答・解説)
A、B、Cに配られたカードの枚数をそれぞれA、B、Cと表記することにします。
与えられた条件を整理すると、次のようになります。
A+B+C=95
A>B≧C
A=C+23
(1)
単なる消去算の問題です。
B=Cのとき、
C+23+C+C=95
C×3=72
C=72/3=24
となるから、
A
=24+23
=47
となります。
(2)
Aが最大となるのは、BとCの差が最小、つまり0のときだから、(1)より、@の答えは47となります。
Aが最小となるのは、AとBの差が最小のときですね。
AとBの差が1のとき
C+23+C+22+C=95
C×3=50
となり、条件を満たしません。
AとBの差が2のとき
C+23+C+21+C=95
C×3=51
C=51/3=17
となり、Aの答えは
17+23
=40
となります。
(3)
AとBでやり取りしているだけなので、AとBの和は一定となります。 ←やりとり⇒和一定
A:B:(A+B)=8:3:11だから、A+Bは11の倍数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら整数条件(倍数条件)を考えるとうまくいくことがよくあります。
(2)でAの上限と下限を求めているので、それを利用します。
A B C A+B
47 24 24 71
40 38 17 78
A+Bが11の倍数であることから、A+B=77となることがわかりますね。
このとき、
C
=95−77
=18
となり、
A
=18+23
=41
となり、
B
=77−41
=36
となります。
やりとり後のBは
77×3/11
=21
となるから、BがAに渡したカードは
36−21
=15枚
となります。