西大和学園中学校2014年女子算数第3問(解答・解説)
(前半について)
(1)
2014を素因数分解すると、2×19×53となるから、アに入る数は19となり、イに入る数は53となります。
(後半について)
群数列の問題ですね。
小さな数に注目すると2個ずつのグループに分けていけばいいことがすぐにわかりますね。
グループごとに縦に並べ替え、グループ番号をつけます。
[1]1、2014
[2]2、2013
[3]3、2012
[4]4、2011
・・・・・・・・
[1007]1007、1008
各グループの1個目の数はグループ番号と一致し、各グループの2数の和は一定(2015)となることがすぐにわかりますね。 ←うまく対応させることが大切です。
このことから、最後のグループのグループ番号が1007となることもすぐにわかりますね。
(2)
119の1つ右にある数(ウに入る数)は
2015−119
=1896
となります。
1986あたりの数列の様子は次のようになります。
△ 1986
〇 □
☆
△は
2015−1986
=29
となり、☆((エに入る数)は
29+2
=31
となります。
(4)
2で割り切れない数は全体の1/2、19で割り切れない数は全体の18/19、53で割り切れない数は全体の52/53だから、2でも19でも53でも割り切れない数は
2014×1/2×18/19×52/53
=18×52
=936個
あります。
(3)
とりあえず、グループ[50]までの数を考えます。 ←まず大雑把(おおざっぱ)に考え、後で調整します。
[1]1、2014
[2]2、2013
[3]3、2012
[4]4、2011
・・・・・・・・
[50]50、1965
グループ[50]までに53の倍数は、各グループの1個目にはなく、2個目には2014だけあります。 ←53の倍数は53個に1個だから、連続する50個の整数の中に含まれるのは最大1個ですね。
これは2の倍数だから、2の倍数として処理し、53の倍数という条件を無視してもいいですね。
そこで、2でも19でも割り切れないという条件だけ考えます。
まず、2で割り切れない条件について考えると、奇数のみ考えればいいですね。
1以上50以下の奇数で、19で割り切れる数は19の1個だけあります。
結局、1以上50以下の数で、2でも19でも割り切れない数は25−1=24個あります。
同様に、1965以上2014以下の数で、2でも19でも割り切れない数も24個あります。
結局、グループ[50]までに条件を満たすものは24×2=48個あります。
あと2個だから、書き出して求めます。
[51] 51〇 1964×
[52] 52× 1963〇
したがって、2、19、53のいずれの数でも割り切れない数のうち、左から数えて50番目の数は1963となります。