桜蔭中学校2001年算数第4問(解答・解説)
Cを折った折り紙の面積を[1]とすると、Bを折った折り紙の面積は
[1]×2×2
=[4]
となり、Cを折った折り紙の面積は
[1]×4×4
=[16]
となります。
あとは、面積だけで処理すればいいですね。
(1)
[1]と[4]が合計10個で[16]となるということですね。
典型的なつるかめ算の問題です。
全部[1]と考えて、[1]と[4]の交換を考えます。
B([4])は
([16]−[1]×10)÷([4]−[1])
=2羽
でき、Cは
10−2
=8羽
できます。
(2)
B10羽とC990羽を折るために必要な折り紙の面積は
[4]×10+[1]×990
=[1030]
となります。
これは一辺が16cmの折り紙(面積は[16])
[1030]÷[16]
=64.・・・枚分
になるから、折り紙は最低65枚必要です。
(3)
[1]と[4]と[16]が合計1000個(ただし、[4]の個数は[16]の個数の5倍)で[16]×130=[2080]となるということですね。
典型的なつるかめカブトムシ算の問題です。
表を利用して解くこともできますが、ここでは平均を利用して解きます。
[4]の個数は[16]の個数の5倍だから、[4]と[16]の平均は
([4]×5+[16]×1)/6
=[6]
となります。
これで、「[1]と[6]が合計1000個で [2080]になる。」という普通のつるかめ算の問題になりましたね。
全部[1]と考えて、[1]と[6]の交換を考えます。
AとBの合計([6]の個数)は
([2080]−[1]×1000)÷([6]−[1])
=216羽
だから、Aは
216×1/6
=36羽
でき、Bは
216−36
=180羽
でき、Cは
1000−216
=784羽
できます。