桜蔭中学校2002年算数第3問(解答・解説)
(1)
説明の便宜(べんぎ)上、1曲目が始まってから、再び1曲目が始まるまでを1タームと呼ぶことにします。
1タームの時間は、
4分+15秒+4分25秒+15秒+4分55秒+15秒 ←最後の15秒をうっかり落とさないように! 曲と「休み」をペアにして数えれば、大丈夫ですね。
=14分5秒 秒の部分、分の部分をそれぞれ先に計算すると、計算が少し楽ですね。
14分5秒×4<60分(1時間)<14分5秒×5となることは、すぐにわかりますね。 ←15分×4=60分が頭を過(よぎ)りますよね!
60分−14分5秒×4
=60分−56分20秒
=3分40秒
3分40秒<4分(1曲目の曲の長さ)だから、1時間後は、(第5ターム目の)1曲目の曲が流れています。
(2)
はじめの30分
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15分
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1時間15分(2時間−30分−15分)
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(ア)
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(イ)
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(ウ)
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(ア)30分は1時間のちょうど半分だから、(1)の数字を利用するとすぐに見当がつきますね。
30分−14分5秒×2
=30分−28分10秒
=1分50秒
1分50秒<4分だから、30分後は3ターム目の1曲目の曲が流れているので、30分間に2曲目の曲は2回流れたことがわかります。
(イ)曲は全然流れていないので、当然、2曲目の曲も流れていません。
(ウ)1時間より15分(14分5秒と大して変わりませんね)長いだけだから、(1)の数字を利用して見当をつけることができますね。
14分5秒×5<75分(1時間15分)<14分5秒×6となることは、すぐにわかりますね。
75分−14分5秒×5
=75分−70分25秒
=4分35秒
3曲目から曲が流れていることに注意!!
4分35秒<4分55秒(3曲目の曲の長さ)だから、1時間15分後は6ターム目の3曲目の曲が流れているので、1時間15分の間に2曲目の曲は5回流れたことがわかります。 ←3曲目の曲・1曲目の曲・2曲目の曲の順に流れることに注意!!
以上、(ア)、(イ)、(ウ)より、2曲目の曲が流れた回数は、
2+0+5=7回
となります。
なお、時間を秒に揃(そろ)えて、計算することも可能ですが、やめたほうがいいでしょう。
特に、桜蔭中学の短い試験時間(04年からは、50分になりますが・・・)を考慮すると、避けるべきでしょう。