桜蔭中学校2004年算数第3問(解答・解説)
(1)
6個入りの菓子箱は
120×6+80=800円
で、9個入りの菓子箱は
120×9+100=1180円
になります。
(2)
800、1180、120、8780のいずれも20の倍数なので、1/20した金額で考えます(金額が一律1/20になったと思えばいいですね)。
結局、
40×□+59×○+6×△=439
をみたす□、○、△(□と○は1以上、△は1以上20以下)の組み合わせを見つければいいですね。
あとは丹念に調べつくすだけです。倍数・余りの条件をチェックしたり、範囲の上限と下限をチェックしたりして、調べる場合を減らしましょう。
40×□、6×△は偶数で、439は奇数だから、59×○は奇数となり、○も奇数となります。 ←偶数+偶数=偶数、偶数+奇数=奇数を利用しました。
また、□と△は1以上だから、○は
{439−(40+6)}÷59
=391/59
=6.・・・
以下の整数となります。 上限チェック!
結局、○として考えられるものは、1、3、5だけとなりますね。
(ア)○=1のとき
40×□+6×△=439−59×1=380
40、380は20の倍数だから、6×△も20の倍数となり、△は10の倍数となります。
△は1以上20以下だから、△として考えられるものは、10か20となります。
△=10のとき
□=(380−6×10)÷40=8
△=20のとき
□=(380−6×20)÷40×
(イ)○=3のとき
40×□+6×△=380−59×2=262
△は1以上だから、□は
(262−6×1)÷40
=6.・・・
以下の整数となります。 上限チェック!
また、△は20以下だから、□は
(262−6×20)÷40
=3.・・・
以上の整数となります。 下限チェック!
結局、□として考えられるものは、4か5か6となります。
□=4のとき
△=(262−40×4)÷6=17
□=5のとき
△=(262−40×5)÷6×
□=6のとき
△=(262−40×6)÷6×
(ウ)○=5のとき
40×□+6×△=262−59×2=144
144、6×△は3の倍数だから、40×□も3の倍数となり、□も3の倍数となります。
△は1以上だから、□は
(144−6×1)÷40
=3.・・・
以下の整数となります。 上限チェック!
結局、□として考えられるものは、3となります。
△=(144−40×3)÷6=4
以上(ア)、(イ)、(ウ)より、求める個数の組み合わせは
(6個入り, 9個入り, ばら売り)=(8,1,10)、(4,3,17)、(3,5,4)
となります。