桜蔭中学校2009算数年第4問(解答・解説)
縦に並べると、規則性がわかりやすいでしょう。
1枚目 1 2 3 4
2枚目 5 6 7 8
3枚目 9 10 11 12
4枚目 13 14 15 16
5枚目 17 18 19 20
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(1)
1+2=3
↓+8
5+6=11
↓+8
9+10=19
・・・・・・・・・・
1枚のカードの上段の2つの数の和は、初項(最初の数)が1+2=3、公差が4+4=8の等差数列になっていますね。
120÷8=15で見当をつけます。 ←大雑把(おおざっぱ)に見当をつけることが大切です。
3+8×14<120
3+8×15>120
だから、1枚のカードの上段の2つの数の和が、初めて120より大きくなるのは16枚目のカードになります。
(2)
1枚目の数字1と重なっている50個目の数は
4×50−3 ←50枚目のカードの1番大きい数(50番目の4の倍数ですね)より3小さいですね。もちろん、1+4×(50−1)としてもいいでしょう。
=197
となります。
求める和は
(1+197)×50×1/2
=99×50
=4950
となります。
(3)
(1)同様、縦に並べます。
回転するというハッタリに惑わされないようにしましょう。
問題文にある5枚目までのカードについて考えれば、問題の50個の数が図の青色のようになることはすぐにわかりますね。
1枚目 1 2 3 4 同じ
2枚目 5 6 7 8 1小さい
3枚目 9 10 11 12 2小さい
4枚目 13 14 15 16 1大きい
5枚目 17 18 19 20 同じ
6枚目 21 22 23 24 1小さい
7枚目 25 26 27 28 2小さい
8枚目 29 30 31 32 1大きい
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青色の数4個を1セットとして考えて、等差数列の和と最後の半端2個の和に持ち込んで解くこともできますが、少し面倒そうなので、回転しない場合との違いを考えて解きます。
回転しない場合に3と重なる50個の数の和は
4950+2×50 ←桜蔭がつけてくれている親切な誘導である(2)を利用しました。1と重なる数と3と重なる数とでは、1枚あたり2違いますね。このことは、縦に並べた数(1の列と3の列)を見れば明らかですね。
=5050
となります。
1からの連続する16個の整数ごとにグループを分けていきます。
50÷4=12・・・2
より、グループは12個でき、半端が2個できます。
問題のように回転した場合、回転しない場合に比べて、1グループにつき2小さくなり、最後の半端2個で1小さくなります。 ←「同じ、1小さい、2小さい、1大きい」が1グループだからです。
したがって、求める和は
5050−2×12−1
=5025
となります。