大阪女学院中学校2001年算数第3問(解答・解説)
★正六角形のイメージ★
(分割) 面積の等しい6つの三角形に分割!
(延長) 延長して、正三角形を作る!
さて、問題を解いてみましょう。
図のように、紫色の補助線CHを引きます。
AB=Cとすると、AC=GH=Aとなります。
Fは正六角形の中心だから、DF=AB=Cとなります。 ←正六角形の分割イメージ1を参照
また、三角形CFEと三角形CHGは相似(相似比は、CF:CH=1:2)だから、EF=A×1/2=@となり、DE=DF−EF=C−@=Bとなります。
結局、斜線部分の面積は、正六角形の面積(30cm2)の1/4の面積の四角形ACFDの面積の(A+B)/(A+C)=5/6倍となります。 ←(平行線と面積比)を参照
したがって、斜線部分の面積は
30×1/4×5/6=25/4cm2(6.25cm2)
となります。
(平行線と面積比)
下の図の面積比は、いずれも「上底+下底」の比で処理できます(長方形も平行四辺形も台形だから、左の2つですべて処理できます。また、三角形を上底0の台形と考えると、すべてを台形として処理できますね)。
面積比は
(a+0):(b+c):(d+d):(e+e)
となります。
(別解)
図のように、水色の補助線を引きます。
三角形DAEの面積は、三角形DAGの面積(正六角形の1/6←正六角形の分割イメージ2または3を参照)の半分です。
三角形ACFの面積は、長方形ABIG(正六角形の4/6←正六角形の分割イメージ2を参照)の半分の長方形ACHGの1/4で、三角形AFEの面積は、さらにその半分です。 長方形は2本の対角線により面積の等しい4つの三角形に分けられることを利用しました。
結局、斜線部分の面積は、正六角形の面積(30cm2)の
1/6×1/2+4/6×1/2×1/4+4/6×1/2×1/4×1/2
=5/24倍
となるので、
30×5/24(以下略)
となります。