大阪星光学院中学校2005年算数第5問(解答・解説)
大玉を1箱に5個ずつ入れていったところ、大玉が1個余ったことから、大玉の個数は5で割ると1余る数で、それより44個多い小玉の数は5で割り切れる数となります。
また、小玉を1箱に6個ずつ入れていったところ、小玉が4個余ったことから、小玉の個数は6で割ると4余る数となります。
5で割り切れ、6で割ると4余る数の最小のものは10で、以後、30(5と6の最小公倍数)ごとに現れます。
小玉の個数は、44個以上だから、10+30+30+30×△=70+30×△(△=0、1、2、・・・)と表すことができ、大玉の個数は70+30×△−44=26+30×△と表すことができます。
70+30×△=6×11+4+6×5×△、26+30×△=5×5+1+5×6×△だから、大玉の箱の数は6×△+5(個)となり、小玉の箱の数は5×△+11(個)となり、使った箱の数は11×△+16(個)となります。
これが100より小さくなるから、△は
(100−16)/11
=7.・・・
未満、つまり7以下となります。 ←上限チェック!
また、大玉の箱の数(6×△+5=5×△+△+5)が小玉の箱の数(5×△+11)より多くなるから、△+5は11より大きくなり、△は6より大きくなります。 ←下限チェック!
したがって、△は7と確定し、大玉の総数は26+30×7=236個となり、小玉の総数は70+30×7=280個となり、残った空き箱は100−(11×7+16)=7個となります。