大阪星光学院中学校2019年算数第2問(解答・解説)
問題文に規則が書いてあるので、規則性の読み取りについては問題ないですね。
(1)
分母が1ずつ減り、分子が1ずつ増えるから、その差は1+1=2ずつ縮まります。
分母と分子が等しくなる、すなわち、最初2019−1=2018だった差がなくなるのは
2018÷2 ←旅人算の追いつきですね。
=1009
番後、つまり、1009+1=1010番目になります。
(2)
(1)と同様にして解きます。
分母が1ずつ減り、分子が2ずつ増えるから、その差は1+2=3ずつ縮まります。
2018÷3
=672.・・・
だから、672+1=673番後、つまり、673+1=674番目にはじめて1より大きくなります。
(3)
2018を素因数分解すると、2×1009となるから、2018の約数は1、2、1009、2018となります。
分子が□ずつ増えるとすると、分母と分子の差は□+1ずつ縮まります。
これをいくつか集めたものが2018の約数(ただし1より大きい整数)となればよいから、□+1は2、1009、2018のいずれかとなり、□=1、1008、2017となります。
したがって、問題の数列の中で、約分して1になる数が出てくるのは、分子を1ずつ増やしたとき以外は、1008ずつ増やしたときと、2017ずつ増やしたときだけになります。