洛南高校附属中学校2021年算数第5問(解答・解説)


問題文を分析すると、次のようになります。
 ABCD
 ↓↓↓↓
 CADB
1回シャッフルするごとに千の位の数が百の位の数に、百の位の数が一の位の数に、一の位の数が十の位の数に、十の位の数が千の位の数になり、4回シャッフルすると元に戻りますね。
(1)
21÷4=5・・・1だから、1回シャッフルしたときと同じですね。
答えは3142となります。
(2)
最後の1回で登場する数(3142)以外の5セットに関しては1、2、3、4が同じ回数(5回ずつ)登場していますね。
求める和は
  (1+2+3+4)×5×1111+3142
 =58692
となります。
(3)
(1)より、abcdを21回シャッフルするとcadbとなることが分かります。
最後の1回で登場する数(cadb)以外の5セットに関しては1、2、3、4が同じ回数(5回ずつ)登場していて、21回シャッフルしてできる21個の数の和が118626だから
  118626=(a+b+c+d)×5×1111+cadb
となります。
とりあえずcabdを無視して考えます。
(a+b+c+d)×5×1111のa+b+c+dが20のときの1111×100が111100で118626に近い数であることに着目して大雑把に考えます。
118626−111100=7526だから、a+b+c+dを1増やすことはできますが、2増やすことはできませんし、1減らすこともできません。 ←a+b+c+dを1増やすと5555増え、1減らすと5555減りますが、a+b+c+dをを2以上増やしたり、1以上減らしたりすると、cadbが4桁の整数となりませんね。
結局、cadbは7526か7526−5555=1971となりますが、7526のときは各位の数の和が20となり条件を満たしますが、1971のときは各位の数のがが18となり、条件を満たしません。
したがって、a=5、b=6、c=7、d=2となります。



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