六甲学院中学校2019年A算数第5問(解答・解説)


六芒星魔方陣の問題です。
図の中には一直線上に並んだ4つの数の和が6個分あり、1から12までの整数がそれぞれ2回ずつカウントされることになるから、一直線上に並んだ4つの数の和は
  (1+2+3+4+・・・+12)×2÷6
 =(1+12)×12×1/2×2×1/6 ←等差数列の和の公式を利用しました。
 =26
となります。
最初の時点で残りの〇で使える数字は、次のようになります。 ←この作業が非常に大切です。実際には、1から12までの整数を書いておき、使った数字を消していけばよいでしょう。
  1、2、4、5、6、8、9、10
まず、11、ア、〇、7のところに注目すると、ア+〇=8となり、2と6を使うことになります。
この時点で残りの〇で使える数字は、次のようになります。
  1、4、5、8、9、10
次に、3、〇、〇、12のところに注目すると、〇+〇=11となり、1と10を使うことになります。
この時点で残りの〇で使える数字は、次のようになります。
  4、5、8、9
ここで、3、〇、ア、〇に注目します。ア以外の3数の和は3+9+8=20以下だから、アは2となりえず、6となり、残りの2数は8と9を使うことになり、この時点で残った2数は4、5となり、次の図のようになります。 上限チェック!
六甲学院中学校2019年A算数第5問(解答・解説)の図

イ、〇、〇、7に注目すると、26−(7+4+5)=10の場所が確定し、1の場所も確定します。
イ、1、〇、11に注目すると、イ以外の3数の和は1+11+9=21以下だから、イは4となりえず、5となり、全部確定します。
以上より、アは6、イは5となります。



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