三田学園中学校1997年算数第4問(解答・解説)
(1)
はじめの配点のときの平均点が7.55点だから、40人の合計得点は
7.55×40 ←総和=平均×個数(人数)
=75.5×4
=302点
となります。
(2)
はじめと後で、1番の配点は変わっていません。
単に2番と3番の配点が入れ替わっただけですね。
この問題は、取り違えの問題と同じですね。
2番と3番の正解者の差の部分に注目して解きます。
2番の配点が4点から2点に変わり、3番の配点が2点から4点に変わる(2番の配点4点と3番の配点2点を取り違える)と、平均点があがっているから、3番の正解者の人数の方が2番の正解者の人数よりも多いですね。
2番の配点4点と3番の配点2点を1回取り違えるごとに合計得点が
4−2
=2点
あがるので、平均点は
2÷40
=1/20点
あがります。
これを(3番の正解者の人数−2番の正解者の人数)分集めたものが、はじめと後の平均点の差
8.3−7.55
=0.75点
になるから、3番の正解者の人数は2番の正解者の人数より
0.75÷1/20
=3/4×20 ←うまく約分できますね。
=15人
多いことがわかります。
2番の正解者と「3番の正解者のうち15人を除いた正解者」(2番の正解者と同じ人数)の合計得点は、40人の合計得点から、1番の正解者の合計得点(はじめの配点で計算)と3番の正解者15人の合計得点(はじめの配点で計算)を引けば求まりますね。←(1)を利用するために、はじめの配点で計算します。
302−(4×38+2×15)
=302−182
=120点
となります。
はじめの配点では、2番が4点で、3番が2点だから、2番の正解者の人数と「3番の正解者のうち15人を除いた正解者」の人数(2番の正解者と同じ人数)は、それぞれ
120÷(4+2)
=20人
となり、3番の正解者の人数は
20+15
=35人
となります。
最後のところがわかりにくければ、次のような面積図を描くといいでしょう。