聖光学院中学校2002年第1回算数第2問(解答・解説)
(1)
入試日のちょうど12年前の同一日の曜日を求める問題ですね。
2002年2月2日から1990年2月2日までの12年間の間に400の倍数の年も100の倍数の年も1回ずつあり、4の倍数の年は12/4=3回あります。
結局、曜日が12+3=15ずれることになり、15÷7=2・・・1だから、土曜日から1つ前にずれた曜日の金曜日が求める曜日となります。 ←100の倍数によるマイナスの影響と400の倍数によるプラスの影響が相殺されますね。
(2)
入試日のちょうど1000年後の同一日の曜日を求める問題ですね。
2002年2月2日から3002年2月2日までの1000年間の間に400の倍数の年は2400年と2008年の2回あり、100の倍数の年は1000/100=10回あり、4の倍数の年は1000/4=250回あります。
結局、曜日が1000+250−10+2=1242ずれることになり、1242÷7=177・・・3だから、土曜日から3ずれた曜日の火曜日が求める曜日となります。
(参考1)1年後の曜日のずれについて
365÷7=52・・・1だから、平年の場合(うるう日を含まない場合)の1年後の曜日は1ずれ、うるう年の場合(うるう日を含む場合)の1年後の曜日は1+1=2ずれることになります。
結局のところ、通常1年経過するごとに曜日が1ずれ(1プラスされ)、4の倍数の年(うるう日を含む場合)は、ずれがさらに1プラスされ、100の倍数の年は、ずれが1マイナスされ、400の倍数の年(うるう日を含む場合)は、ずれがさらに1プラスされるということです。
(参考2)1か月後の曜日のずれについて
28÷7=4だから、28日までの月の場合の1か月後の曜日は0ずれ、29日までの月の場合の1か月後の曜日は1ずれ、30日までの月の場合の1か月後の曜日は2ずれ、31日までの月の場合の1か月後の曜日は3ずれます。