渋谷教育学園幕張中学校2008年2次算数第3問(解答・解説)


規則(フィボナッチ数列ですね)に従って数を書き出してから3で割ったときの余りを求めてはいけません。
一般に、3で割ったときの余りが〇と△の数の和を3で割ったときの余りは、〇+△を3で割ったときの余りと等しくなります。 ←〇+△は0以上4以下の数となります。それが2以下のときはそのままにし、3以上になると3を引けばいいでしょう。
このことに着目して各数を3で割ったときの余りだけを書き出していきます。
 1,1,2,0,2,2,1,0,1,1,・・・
各数を3で割ったときの余りは1、1、2、0、2、2、1、0という8個の数字の繰り返しになっていることがわかります。
(1)(ア)
15÷8=1・・・7だから、答えは1となります。
(イ)
2007÷8=250・・・7だから、答えは1となります。
(2)
8個の数字の繰り返しの中に1は3個現れます。
2008÷8=251だから、1番目から2008番目までの数のうち、3で割ったときの余りが1となるものは
  3×251
 =753個
あります。
1番目から4番目までの数のうち、3で割ったときの余りが1となるものは2個あるから、5番目から2008番目までの数のうち、3で割ったときの余りが1となるものは
  753−2
 =751個
あります。
(追加設問)
(3)
12=3×4だから、3の倍数で、しかも4の倍数であるものを考えることになります。
3で割ったときの余りの周期性から、3の倍数が登場するのは、(4の倍数)番目ごととなります。
各数を4で割ったときの余りを書き出していきます。
 1,1,2,3,1,0,1,1,・・・
各数を4で割ったときの余りは1、1、2、3、1、0の6個の数字の繰り返しになっていることがわかります。
4の倍数が登場するのは、(6の倍数)番目ごととなります。
したがって、12の倍数が登場するのは、(12の倍数)番目ごととなり、3番目に小さいものは12×3=36番目となります。



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