渋谷教育学園幕張中学校2024年1次算数第1問(解答・解説)
(2)
A、Bから取り出した2枚のカードのうち1枚は5の倍数のカード、つまり5となり、もう1枚は2の倍数のカード、つまり2、4、6、8のいずれかとなります。
結局、A、Bのうち一方には5のカードだけを袋に入れ、他方には2の倍数のカードだけを袋に入れることになります。
Aに5を入れるとき、Bに2、4、6、8のカードをそれぞれ入れるか入れないかで2通りずつあり、すべて入れない場合のみ条件を満たさないから、カードの入れ方は2×2×2×2−1=15通りあります。
Bに5を入れるときも同様に15通りあります。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
したがって、カードの入れ方は全部で15×2=30通りあります。
(1)
Aに5を入れることになり、Bには2、4、6、8のうち3枚のカードを入れることになります。
どのカードを入れないかを考えると、カードの入れ方は4通りあります。
(3)
Bに4以上のカードを入れることはできませんね。
次のように、Bに入れる最大のカードで場合分けして考えます。
(あ)Bに入れる最大のカードが3の場合
(い)Bに入れる最大のカードが2の場合
(う)Bに入れる(最大の)カードが1の場合
(あ)の場合
Bに入れることができる残りのカードは2と1ですが、それぞれ入れるか入れないかで2通りずつあるから、Bに入れるカードは2×2=4通りあります。
Aには3+6=9以上のカードしか入れることができないので、Aのカードは9の1通りあり、結局、この場合は4×1=4通りあります。
(い)の場合
Bに入れることができる残りのカードは1ですが、入れるか入れないかで2通りあるから、Bに入れるカードの入れ方は2通りあります。
Aには2+6=8以上のカードしか入れることができないので、Aに入れることができるカードは8と9ですが、それぞれ入れるか入れないかで2通りずつあり、すべて入れない場合のみ条件を満たさないから、Aのカードの入れ方は2×2−1=3通りあります。
結局、この場合は2×3=6通りあります。
(う)の場合
Bに入れることができる残りのカードはありませんね。
Aには1+6=7以上のカードしか入れることができないので、Aに入れることができるカードは7と8と9ですが、それぞれ入れるか入れないかで2通りずつあり、すべて入れない場合のみ条件を満たさないから、Aのカードの入れ方は2×2×2−1=7通りあります。
結局、この場合は1×7=7通りあります。
(あ)、(い)、(う)より、カードの入れ方は全部で4+6+7=17通りあります。