高槻中学校2012年中期算数第5問(解答・解説)
(1)
4月の1kgあたりの仕入れ値を[5]とすると、5月の1kgあたりの仕入れ値は[6]となります。 ←20%=20/100=1/5だから、無用な分数(小数)を避けるため、このようにおきました。なお、(2)のことまで考慮して4月の1kgあたりの仕入れ値を[25]とすることもできます。
[5]と[6]を5:4の割合で混ぜたときの平均は
([5]×5+[6]×4)/(5+4)
=[49/9]
となります。これが441円に相当するから、4月の1kgあたりの仕入れ値は
441×9/49×5
=405円
となります。
(2)
問題の条件は5月の1kgあたりの仕入れ値と6月の1kgあたりの仕入れ値の平均が4月の1kgあたりの仕入れ値になるということですね。
6月の1kgあたりの仕入れ値は[6]×4/5=[24/5]となります。
[6]と[24/5]という2種類のものを混ぜると平均が[5]になったということだから、天秤で処理します。
[24/5] [5] [6]
┌──────────────┐
□ △ 〇
6月に仕入れた量(□)と5月に仕入れた量(〇)の比は
(6−5):(5−24/5) ←うでの長さの比の逆比ですね。
=5:1
となり、6月に仕入れた量は5月に仕入れた量の5倍となります。