滝中学校2015年算数第6問(解答・解説)

(1)
6番目の条件より、Dの年令:Eの年令:Fの年令=15:5:3となり、D、E、Fの年令の合計は15+5+3=23の倍数となります。
また、1番目の条件と5番目の条件より、D、E、Fの年令の平均は20以上29以下となり、その合計は20×3=60以上29×3=87以下となります。 上限チェック!下限チェック!
60以上87以下の23の倍数は23×3=69だけですね。
したがって、D、E、Fの年令はそれぞれ15×3=45才、5×3=15才、3×3=9才となります。
(2)
3番目の条件より、A、B、Cの年令の合計は149−69=80(偶数)となります。
4番目の条件より、A、B、Cの年令がすべて偶数となることはなく、1人の年令が偶数で、2人の年令が奇数となります。 偶奇性の利用
7番目の条件より、年令が平方数になる人がいます。
仮に、この平方数が9(Fの年令)でないとすると、A、B、Cの年令のいずれかが平方数となりますが、この平方数がD、E、Fのいずれかが双子のうちの1人であるとすると、9×9=81以上となり、A、B、Cの年令の合計が80を超えてしまい、条件を満たしません。すると、双子はA、B、Cのうちの2人となりますが、このとき、3人の年令の偶奇が一致してしまい、A、B、Cのうち1人の年令が偶数で、2人の年令が奇数であることと矛盾します。
したがって、双子の年令をかけ算した平方数は9となり、双子の年令は3才となり、残り1人の年令は80−3×2=74才となります。
2番目の条件より、Bが一番年下になることはないから、Bが74才となり、AとCが3才となります。
このとき、問題の条件をすべて満たしていますね。



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