東大寺学園中学校2003年算数第2問(解答・解説)


まず、数の並びの規則性を読み取る必要があります。
これは簡単ですね。
  1が1個、2が2個、3が3個、4が4個、5が5個、・・・NがN個

(1)
20=(1+2+3+4+5)+5だから、20個の数は
 1が1個、2が2個、3が3個、4が4個、5が5個、6が5個
になります。
2で割り切ることを考えるのだから、偶数(2の倍数)だけを考えます。
  2・・・2で1回割り切れます。
  4(2×2)・・・2で2回割り切れます。
  6(2×3)・・・2で1回割り切れます。
したがって、前から順に20個の数をかけあわせてできる数は
  1×2+2×4+1×5=15回
2で割り切れます。

(2)
5で割り切ることを考えるのだから、5の倍数だけを考えます。
  5・・・5で1回割り切れます。5個あります。
  10(2×5)・・・5で1回割り切れます。10個あります。
  15(3×5)・・・5で1回割り切れます。15個あります。
15の時点で、20個を超えますね。結局、15の5(20−5−10)個目までの数をかけあわせたということがわかります。
求める個数は
  (1+2+3+・・・+14)+5
 =(1+14)×14×1/2+5
 =110個
となります。

(3)
100=(1+2+3+・・・+10+11+12+13)+9 ←1+2+3+・・・+10=55を利用して見当をつけるといいでしょう。
0が並ぶ個数は、10(2×5)で割り切れる回数です。
2で割り切れる回数よりも5で割り切れる回数のほうが明らかに少ないので、5で割り切れる回数を考えれば足ります。
100個の数は、1が1個、2が2個、3が3個、・・・、13が13個、14が9個だから、5で割り切れるのは、5と10だけです。
(2)を参照すると、求める個数は
  5+10=15個
となります。



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