東大寺学園中学校2003年算数第5問(解答・解説)

(1)
直方体Aのすべての辺の長さの和は
  (2+5+14)×4 ←縦方向、横方向、高さ方向に分けて考えれば、同じ長さの辺が4個ずつあることがすぐにわかりますね。
 =84cm
となります。
これが立方体Bの一辺の長さの12倍に相当するから、立方体Bの一辺の長さは
  84/12
 =7cm
となります。
直方体Aの表面積は
  (2×5+5×14+14×2)×2
 =216cm2
となります。
これが立方体Cの1つの面の面積の6倍に相当するから、立方体Cの1つの面の面積は
  216/6
 =36
 =6×6(cm2
となり、立方体Cの一辺の長さは6cmとなります。
(2)
Cの水の一部をAとBにうつして、A、B、C3つの水面の高さがみな同じになるようにするのだから、AとBとCを合体した水槽を考えます。
水の体積は
  6×6×6
 =216cm3
で、AとBとCを合体した水槽の底面積は
  2×5+7×7+6×6
 =95cm2
だから、水面の高さは216/95cmとなります。
(3)
  底面積の比 Aの水:Bの水
       =(2×5):(7×7)
       =10:49
  高さの比  Aの水:Bの水
       =2:1
だから、
  体積の比  Aの水:Bの水
       =(10×2):(49×1) 比の積・商
       =[20]:[49]
となります。
  [20]+[49]
 =[69]
が216cm3に相当するから、Aの水の体積は
  216×[20]/[69]
 =72×20/23(cm3) ←答えではないので、あえて計算しません。
となり、Aの水面の高さは
  72×20/23÷(2×5)
 =144/23cm
となります。



中学受験・算数の森TOPページへ