東大寺学園中学校2017年算数第3問(解答・解説)

(1)
三角形ABCと三角形DBCは、底辺(BC)が等しく、高さの比がAB:DE=2:3だから、面積の比は2:3=[2]:[3]となります。
三角形ABFの面積:三角形CDFの面積=3:7=B:Fだから、
  F−B=[3]−[2] ←三角形ABFの面積と三角形CDFの面積の差は、それぞれの面積に三角形FBCの面積をつけ足したものどうしの差と一致するからです。
  C=[1]
となり、三角形FBCの面積は
  C×[2]/[1]−B
 =D
となります。
三角形ABFと三角形FBCは高さが等しく、面積の比がB:D=3:5だから、底辺の比(AF:FC)は3:5となります。
(2)
Aを通り、BCに平行な線を引き、図のように点をとります。
東大寺学園中学校2017年算数第3問(解答・解説)の図1

まず、三角形HABと三角形HGDのちょうちょ相似(相似比はAB:GD=2:(3−1)=2:1)に注目すると、HA:HG=2:1=6:3となります。
次に、三角形FHAと三角形FBCののちょうちょ相似(相似比はFA:FC=3:5)に注目すると、HA:BC=3:5=6:10となります。
したがって、BE:BCは
  (6+3):10
 =9:10
となります。



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