東大寺学園中学校2021年算数第3問(解答・解説)
(1)
平行線の錯角は等しいから、角DACの大きさ=角BCAの大きさ=60度となり、角DAFの大きさ=60−45=15度となります。
三角形DAFと三角形EAFは合同(折り返し合同)で対応する角は等しいから、角DAEの大きさは15×2=30度となります。
(2)
平行四辺形の向かい合う辺の長さは等しいからAD=BC=5cmとなります。
正三角形の半分の三角定規に関する知識(フェリス女学院中学校2005年算数第4問の解答・解説を参照)を利用すると、三角形AEDの面積は
5×(5×1/2)×1/2
=25/4cm2
となります。
(3)
黄緑色の三角形と水色の三角形と黄色の三角形の面積の和は平行四辺形ABCDの面積×1/2となり、オレンジ色の三角形と黄色の三角形の面積の和も平行四辺形ABCDの面積×1/2となります。 ←筑波大学附属駒場中学校2003年算数第1問の解答・解説を参照
したがって、黄緑色の三角形と水色の三角形の面積の和はオレンジ色の三角形の面積と等しくなり、与えられた面積比の条件から、求める面積の和は
25/4×(11+6)/(11−6)
=85/4cm2
となります。