筑波大学附属駒場中学校1995年算数第1問(解答・解説)
有名問題(俵杉算の問題)です。
奇数段積み上げたとき、真ん中の段の俵の数が各段の俵の数の平均となっていることに着目して解きます。
(1)
上から3番目の段はちょうど真ん中の段だから、上から3番目の段に並ぶ米俵は
90/5
=18俵
となります。
(2)
真ん中の段は上から(25+1)/2=13段目となります。
上から13番目の段に並ぶ俵の数は
3000/25
=120俵
だから、一番下の段に並ぶ米俵の数は
120+12
=132俵
となります。
(3)
108=2×2×3×3×3だから、積み上げた段数としてありうるものは、3、9、27となります。 ←問題文の表現から、1段の場合は考えなくてよいでしょう。
3段積み上げたとき、真ん中の段(2段目)の俵の数は
108/3
=36
だから、一番上の段に並ぶ米俵は
36−1
=35俵
となります。
9段積み上げたとき、真ん中の段(5段目)の俵の数は
108/9
=12
だから、一番上の段に並ぶ米俵は
12−4
=8俵
となります。
27段積み上げたとき、真ん中の段(14段目)の俵の数は
108/27
=4
となりますが、これはありえませんね。
したがって、一番上の段の米俵の数として考えられるものは、8俵と35俵となります。