東海中学校2010年算数第5問(解答・解説)
やりとりをしても和は変わりません(和一定)。 文章題の基本は、一定のものに注目することです。
AがすべてのどんぐりをBとCにあげた後に注目します。 ←40%+60%=100%ですね。
512個のどんぐりをB:C=31:33に分けたということだから、Bのどんぐりは
512×31/(31+33)
=248個
となり、Cのどんぐりは
512−248
=264個
となります。
B君が拾ったどんぐりの個数を(5)とすると、C君が拾ったどんぐりの個数は(3)となります。
また、A君が拾ったどんぐりの個数を[5]とすると、B君がA君からもらったどんぐりの個数は
[5]×40/100
=[2]
となり、C君がA君からもらったどんぐりの個数は
[5]−[2]
=[3]
となります。
さまざまな解法が考えられますが、消去算として解きます。
(5)+[2]=248
(3)+[3]=264
下の式を2/3倍すると、
(2)+[2]=176
となります。
この式と最初の式の差を考えると、
(3)=72
となり、C君が拾ったどんぐりは72個となります。
また、B君が拾ったどんぐりは
72×(5)/(3)
=120個
となり、A君が拾ったどんぐりは
512−(120+72)
=320個
となります。
なお、消去算で処理した部分を倍数変化算として解いてみると、次のようになります。
(248−[2]):(264−[3])=5:3
(264−[3])×5=(248−[2])×3 ←比例式の処理⇒内項の積=外項の積
1320−[15]=744−[6]
[9]=576(以下略)