東海中学校2020年算数第4問(解答・解説)
角度に記号をつけ、等しい辺の長さに印をつけると、三角形AEDと三角形EBCが合同であることがすぐにわかりますね。
このことと四角形ABCDが台形であることから、四角形ABFDは平行四辺形となり、さらに、三角形ABEと三角形HGEは相似(ピラミッド相似)となります。
図のような補助線(平行線)を引き、三角形CDFと三角形EDIのピラミッド相似(相似比は、CD:ED=(5+3):5=8:5)に着目すると、三角形ABEと三角形HGEの相似比は
JE:IE
=(2×5/8+3):(2×5/8)
=17/4:5/4
=17:5
となり、その面積比は
(17×17):(5×5)
となることがわかります。
したがって、三角形AHDと三角形GBFの面積の和は
平行四辺形ABFDの面積−台形ABGHの面積 ←「差」で求める!
=3×8−17/4×8×1/2×(17×17−5×5)/(17×17) ←台形ABGHの面積は、三角形ABEと三角形HGEが相似であることといわゆる「中底」を利用した面積公式を利用して求めました。
=24−264/17
=24×(1−11/17)
=24×6/17
=144/17cm2
となります。
なお、三角形EGHの面積は
17/4×8×1/2×(5×5)/(17×17)
=25/17cm2
となります。