洛星中学校2003年前期算数第3問(解答・解説)


ニュートン算の問題ですね。
ニュートン算は、線分図をかいて差を考えることにより解くこともできますが、ここでは、速さの問題と考えて、消去算と組み合わせて解きます。
1本のじゃ口から1分間に入る水の量を○、穴から1分間に出る水の量を□、水槽の2/3の水の量を[150]とします。 ←後で、25分、7.5分で割り、3/2倍するので、150としました。
(1)
  ○−□=[150]/25=[6]
  ○×3−□=[150]/7.5=[20]
差を考えると、
  ○×2=[14]
  ○=[7]
  [7]−□=[6]
  □=[1]
となります。
したがって、じゃ口を4本開けると、いっぱいになるまで
  [150]/([7]×4−[1])
 =150/27
 =50/9分
かかります。
(2)
2分以内にいっぱいにするには、1分間に
  [150]/2
 =[75]
以上水を減らす必要があります。
  [7]×△−[1]
が[75]以上となるのは、△が
  ([75]+[1])/[7]
 =10.・・・
のときだから、2分以内にいっぱいにするには、少なくとも11本のじゃ口を開ける必要があります。
(3)
まず問題文を整理します。
線分図を利用して整理してもいいですが、ここでは、次のような式で整理します。
    はじめの水 + ためた水   =   減らした水
    [150]/2   [7]−[1]=[6]    [1]×135=[135]
   =[75]       ◎分間       (135分間)
ためた水は
  [135]−[75]
  =[60]
だから、水を入れたのは、
  [60]/[6]
 =10分間
となります。



中学受験・算数の森TOPページへ