洛星中学校2012年前期算数第2問(解答・解説)
(1)、(2)で平均点を求める問題がありますが、平均点を求めても仕方がないので、無視してメインの問題を解きます。
国語の点数を単に国語と書きます(他の科目も同様です)。
与えられた条件から、
国語+社会=65×2=130点・・・(あ)
国語+算数=58×2=116点・・・(い)
算数+理科=56×2=112点・・・(う)
算数以外の点数の平均が国語の点数と同じという条件から、
理科+社会=国語×2・・・(え) ←算数以外の3科目の平均点が国語を入れても除いても変わらないので、理科と社会の平均点が国語の点数と同じだとわかりますね。
となります。
(あ)、(う)より、
国語+社会+算数+理科
=130+112
=242点
となり、これと(え)より、
国語×3+算数=242点
となります。
これと(い)の差を考えると、
国語×2
=242−116
=126点
となり、
国語(=理科と社会の点数の平均)
=126/2
=63点・・・(2)の答え
となり、(い)より、
算数
=116−63
=53点・・・(3)の答え
となります。
(あ)、(う)より、4科目の点数の平均は
(国語+社会+算数+理科)/4 ←4科目の合計点数/科目数=平均点ですね。65と56の平均と考えてもよいでしょう。
=(130+112)/4
=121/2点・・・(1)の答え
となります。
出題者の誘導に従う(ただし、4科目の平均をいちいち求める必要はありません)と、次のようになります。
(あ)+(う)−(い)を考えると、理科と社会の合計点が
130+112−116
=126点
と求まり、(え)より、国語が
126/2
=63点
と求まります(以下略)。
なお、次のように考えてもよいでしょう。
(い)と(う)の差を考えると、国語が理科より4点高いことがわかります。
これと(え)より、国語が社会より4点低いことがわかります。
これと(あ)より、和差算を解くと、
国語
=(130−4)/2
=63点
となります(以下略)。