四天王寺中学校2000年算数A第4問(解答・解説)
(1)
5色全部使って、5つの場所を塗(ぬ)るのだから、異なる5つのものを並べるということに他ならないですね。順列ですね。
求める色の塗り方は
5×4×3×2×1
=120通り
となります。
もちろん、樹形図をかいて解くこともできますし、次のように考えて、積の法則を利用することもできます。
ア イ ウ エ オ
5通り 4通り 3通り 2通り 1通り
(2)
まず5色の中から3色の選び方を考えます。 ←まず選んで、次に並べます。
5色の中から使わない2色の選び方と同じだから、異なる5つのものの中から2つ選ぶ場合の数に他ならないですね。組み合わせですね。
5×4/(2×1)
=10通り
あります。
次に色を塗っていきます。条件の厳しいところから考えましょう。
アとオはとなりと接する場所が1箇所(かしょ)だから、条件が1番ゆるやかですね。
イとエはとなりと接する場所が3箇所だから、条件が1番厳しいですね。
ウはとなりと接する場所が2箇所ですね。
イのぬり方・・・3通り
エのぬり方・・・イ以外の2通り 問題文の図を見ながら考えましょう。
ウのぬり方・・・イ、エ以外の1通り
アのぬり方・・・イ以外の2通り
オのぬり方・・・エ以外の2通り
したがって、求める色のぬり方は
10×3×2×1×2×2 ←「同時に起こる→積の法則」
=240通り
となります。
わかりにくければ、樹形図をかいて解いてもいいでしょう。
樹形図は条件の厳しいところからかきはじめるようにしましょう。