四天王寺中学校2001年算数B第2問(解答・解説)
3つの条件のうち、扱いやすいものから考えるようにしましょう。
求めるものがアとウであることから、アとウの少なくとも一方は1番最後に確定すると予測されます(まともな出題者であればの話ですが・・・)。このことを考慮(こうりょ)すると、アとウが絡(から)む条件は後回しにしたほうがいいとわかりますね。
イとエの積は奇数という条件をまず考えます。
2数の積が奇数となるのは、2数がともに奇数のときだから、 ←奇数×奇数=奇数、偶数×偶数=偶数、奇数×偶数=偶数
イ=3、エ=15
または
イ=15、エ=3
となります。 ←与えられた5つの数のうち、奇数は3と15だけですね。
次に、ウはエで割り切れるという条件を考えます。
ウがエの倍数ということですね。与えられた5つの数に15の倍数は、15以外にないので、エ=15となることはありません。
したがって、
イ=15、エ=3
と確定します。
ここで少し整理しておきます。
未確定の記号・・・ア、ウ、オ
残りの数字・・・4、12、36
ウは3の倍数だから、12または36ですね。
最後に、オはアとウの和より大きい数という条件を考えます。
オは、アやウより大きくなるので、36ですね。
したがって、ウ=12となり、残ったア=4となります。