四天王寺中学校2009年算数第5問(解答・解説)
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答えが1番小さくなるのが1、2、3のカードを使う場合であることは明らかですね。
3×2×1=6通りしかないので、書き出したほうがはやいでしょう。
ア イ ウ 答え
1 2 3 5
3 2 5
2 1 3 5
3 1 7×
3 1 2 5
2 1 7×
全部で4通りあります。
A
ウのカードの偶奇で場合分けして考えます。
(A)ウのカードが奇数の場合
答えが偶数になるためには、ア×イが奇数、言い換えれば、アもイも奇数となる必要があります。 ←結局、すべてのカードが奇数ということですね。
この場合は、
ウ ア イ
5×4×3 ←「同時に起こる⇒積の法則」
=60通り
あります。
(B)ウのカードが偶数の場合
答えが偶数になるためには、ア×イが偶数となる必要があります。
ウのカードの選び方は4通りあります。
ウのカードを選んだ時点で、残りのカードは、偶数3枚、奇数5枚の合計8枚となります。
積が偶数というのは扱いにくい(一方が偶数の場合と両方が偶数の場合があるからです)ので、すべての場合から奇数の場合を除いて考えます。 ←余事象ですね。
ア×イのところのカードの並べ方は全部で
8×7−5×4
=36通り
だから、この場合は
4×36 ←「同時に起こる⇒積の法則」
=144通り
あります。
(A)、(B)より、求める場合は
60+144 ←「同時に起こらない⇒和の法則」
=204通り
あります。