四天王寺中学校2012年算数第5問(解答・解説)
(1)
各桁(けた)には0、1、4の3種類の数字しか現れていないので、3進法の問題ですね。
ただし、0、1、2の3種類の数字しか現れない普通の3進法とは微妙に違います。
普通の3進法 0 1 2
本問の3進法 0 1 4
10進法の30を本問の3進法になおす問題です。
3)30
3)10・・・0↑
3) 3・・・1↑
1・・・0↑
→→→→→
10進法の30を普通の3進法になおすと1010になります。
2が登場していれば、それを4に変換する必要がありますが、この問題はたまたま2が登場しないので、答えは1010となります。
(2)
例えば、1桁の整数4を0004、2桁の整数10を0010というように4桁のデジタル表示で考えます。
各位は0、1、4の3通りあり、0000は含まれないから、整数は全部で
3×3×3×3−1 ←あえて数えすぎて、後で調整しました。
=80個
あります。
(3)
4桁の整数は、千の位が1か4の2通りあり、それ以外の各位は0か1か4の3通りあるから、全部で
2×3×3×3
=54個
あります。
千の位の平均は(1+4)/2=5/2、それ以外の各位の平均は(0+1+4)/3=5/3となるから、4桁の整数の平均は
5/2×1000+5/3×100+5/3×10+5/3×1
=2500+5/3×(100+10+1) ←分配法則の逆を利用しました。
=2500+185 ←111=3×37を利用して約分しました。
=2685
となるから、4桁の整数の和は
2685×54 ←総和=平均×個数
=144990
となります。