四天王寺中学校2023年算数第3問(解答・解説)
(1)
対称性により、正方形ABCDの対角線ACを結ぶと3点A、G、Cは一直線になります。
三角形BGCと三角形FGAは相似(相似比はBC:FA=2:1)だから、BG:GF=2:1となります。
(2)
直角三角形BCEと直角三角形ABFが合同であることに着目し角度に記号を付けると、直角三角形BCEと直角三角形HBEと直角三角形HCBは相似(辺の比は、小:中=EB:BC=1:2)となることがわかります。
EH=@とすると、BH=@×2=Aとなり、CH=A×2=Cとなり、BF=CE=@+C=Dとなります。
したがって、BH:HF=A:(D−A)=2:3となります。
(3)
BF=15とすると、 ←2+1=3と2+3=5の最小公倍数でおきました。
BH:HG:GF
=(15×2/5):HG:(15×1/3)
=6:(15−6−5):5
=6:4:5
となります。
したがって、三角形CGHの面積は
三角形CFBの面積×HG/BF ←三角形の高さ一定⇒面積比=底辺の比
=30×1/2×4/15
=4cm2
となります。
なお、(3)だけを解くのであれば、正方形ABCDの対角線を結び、三角形AEGと三角形CDGの相似(相似比はAE:CD=1:2)からDG:GE=2:1と求め、(2)と同様にして(あるいは、直角三角形HBEと直角三角形HCBの面積比=(1×1):(2×2)=1:4となることを利用して)、EH:HC=1:4を求めた後、三角形CGHの面積=三角形ECDの面積×EG/ED×HC/CE=30×1/2×1/(1+2)×4/(1+4)=4cm2としたほうが楽でしょう。