四天王寺中学校2023年算数第4問(解答・解説)
代表者の得票数として考えられるのは(P)5票、(Q)4票、(R)3票、(S)2票となりますね。
@
これは(R)の場合ですね。
(あ)5人の得票数が3、2、0、0、0の場合
(い)5人の得票数が3、1、1、0、0の場合
(あ)の場合、2票が誰になるかで4通りあります。
(い)の場合、1票が4人のうちどの2人になるかで(4×3)/(2×1)=6通りあります。
したがって、全部で
4+6
=10通り
あります。
A
(P)の場合、5人の得票数が5、0、0、0、0の1通りですね。
(Q)の場合、5人の得票数が4、1、0、0、0で、@の(あ)の場合同様4通りあります。 ←3が4に、2が1になっただけですね。条件の対等性を利用して作業を減らす!
(S)の場合、5人の得票数が2、1、1、1、0で、@の(あ)の場合同様4通りあります。 ←3が0に、0が1になっただけですね。
したがって、全部で
1+4+10+4
=19通り
あります。
B
すべての場合の数から、条件を満たさない場合の数を引いて求めます(余事象)。
B、C、D、Eのそれぞれが代表者となる場合もA同様19通りずつあります。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
すべての場合は、5票をA、B、C、D、Eの5人のうちだれに割り振るかを考えると、
(9×8×7×6)/(4×3×2×1) ←重複組合せの問題ですが、組合せで処理します。〇5個としきり(/)4個を並べ、各仕切りで区切られた部分の〇の個数を左から順にA、B、C、D、Eの得票数と考えます。例えば、〇〇/〇//〇/〇であれば、A2票、B1票、C0票、D1票、E1票となります。
=126通り
あり、このうち代表者が決まる場合が
19×5
=95通り
あるから、代表者が決まらない場合は
126−95
=31通り
あります。