四天王寺中学校2024年算数第2問(解答・解説)


ニュートン算の問題ですね。
ニュートン算には様々な解法が考えられますが、ここでは、1日あたりに減る牧草の量×日数=はじめの牧草の量(積一定)であることに着目して逆比を利用し、さらに1日あたりに減る牧草の量の差=それぞれの頭数の牛が1日に食べる牧草の量の差(差一定)であることに着目して解きます。
 日数の比 牛5頭の場合:牛10頭の場合=120:30=4:1
  ↓逆比←積一定(はじめの牧草の量)  1日あたりに減る牧草の量 牛5頭の場合:牛10頭の場合=1:4
牛5頭が1日に食べる牧草の量が4−1=3に対して、1日に生える牧草の量が3−1=2だから、牛20頭放すと、
  1×120÷(3×4−2)
 =12日間・・・(2)の答え
で牧草を食べつくします。 ←牛5頭が1日に食べる牧草の量を利用して、牛20頭が1日に食べる牧草の量を求めました。
なお、牛5頭が1日に食べる牧草の量が3に対して、1日に生える牧草の量が2だから、1日に生える牧草の量は、牛1頭が1日に食べる牧草の量の
  2÷3/5
 =10/3倍・・・(1)の答え
となります。



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